■ 眉 毛 の 秘 密 ■

シェパード親子と暮らす犬訓練士の、気まぐれ日記です。

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救助犬神奈川・IRO

20120320-718日の日曜日、救助犬神奈川(AWDSA)さんのIRO試験にチャレンジしてきました。

今回はアーチは妊婦さんなので出場はお休み。
サクラちゃんも十分な練習が出来ていないので出場は見合わせて、
結里くんとジュニアの二頭をエントリー。
どちらもB段階です。 
20120320-1
20120320-4

まずは午前中に捜索試験。
今回の瓦礫捜索会場は建築廃材等の集積場のような場所でした。
建物を解体した時の廃材やガラ、或いは処分待ちの電化製品などあらゆる素材の瓦礫が普通に散乱している状態で、プレハブやスーパーハウスの中も家具や寝具がぐちゃぐちゃに詰め込まれていて、とても普通には歩けません。
被災現場がリアルに再現されているような瓦礫会場でした。
所々に、幾つかのボックスが埋め込まれていたりもしましたが、ボックス使わなくても十分に難易度の高い訓練ができそう。

試験先発はジュニア。
最初に人間だけで会場をザッと検分させてもらいましたが、、、
初めて足を踏み入れる現場でこれだけの瓦礫の山。
まだB段階を合格したことのないジュニアは、正直、瓦礫の山の中へ入って行くことすら難しいんじゃないか?と心配させられました。
20120320-6
作業開始の際に、審査員からその日の捜索試験の説明がありますが、B段階は、ハンドラーが立ち入れないエリアであっても犬が単独でエリア内を隈なく捜索する・・・犬が自らの意思で意欲的に捜索することが求められます。
この日の設定も、ハンドラーは瓦礫会場に入れず外側の高台から犬を操作するという設定でした。
従って、犬は発進命令を受けたらまず高台からある程度の段差を降りて瓦礫エリアに入らなければいけません。
最初の発進命令では、案の定「へ?」と首を傾げて何だか分かってないジュニ坊。
仕切りなおして「降りて!」と言われて初めて下に降り「ハイ、降りました」と振り返ったところで「前へ」と言われようやく瓦礫エリアの中へ。
スタートが危なっかしいジュニアでしたが、瓦礫の山に入ったら何だかワクワクしたようで、
当初入って行くのが難しいかと思われたエリアの奥へも自主的に足をのばし捜索していました。
最初に中央のコンテナ付近に置かれた小型冷蔵庫の辺りで一瞬反応し一声だけ吠えるも、すぐ別の場所へと移動。
隣のコンテナや、奥の土砂の山に登ってみたりした後は手前のトラック付近と、建物にもちょっとだけ入ってすぐに出てきたり。
・・・で、20120320-5最初のポイントが気になるのか、その周辺をウロウロしたり高鼻を使って臭気を採ったり反応を見せてはいるものの、確信が持てないようで吠えることが出来ませんでした。
そうこうしてるうちに次第に捜索意欲が低下してハンドラーの元へ戻ってきてしまい、再発進させるもまた同じことの繰り返しで、発見には至らず。
まだまだ修行が足りんね、ジュニ坊。
でも初めての瓦礫会場で、ハンドラーから離れて単独で足を踏み入れエリアの奥まで行けた・・・っていうだけでも、少しずつだけど成長してると感じます。親ばか?(笑)


捜索大好き犬の結里君は、この日も威勢よく瓦礫エリアに突入~!!
初めての会場だとか、ハンドラーが付いてこないとか、そんなのは全く関係なし。
っていうか、ハンドラーは殆ど無視(苦笑)。
でも、結里君ぐらい勢いよく突入する犬だと逆に犬に追従しろと言われても無理だわ。。。(^^;)

一通り会場をぐるっと走り、まず最初に中央のコンテナ部分で告知、一人発見。
その後、再発進の命令をかけようとしたらその前にもう走り出してしまい、審査員に早く高台の方へ戻るように言われハンドラーは慌てて退場・・・しかし、その退場の最中に結里君が再び吠えました。

この二度目の反応は、吠え声はかなり遠い感じで、周囲の騒音にかき消されてしまいそうなぐらい小さく聞こえました。
前回の誤告知の失敗を踏まえ、吠え声が安定して持続し続けてから発見合図をしよう・・・と耳をそばだてて少し待っていたら吠え声が止まってしまいました。
ハンドラーの立ち位置からは犬の様子は全く見えず、何があったのか謎。
でも、吠えるのをやめた以上、結里君のその判断・行動を信じるしかない。
数秒して結里君も別の場所の捜索へ移動するのが見えました。

しかし、その後の結里君は捜索意欲の低下が明らかで、サボり癖が出てしまいました。
いったん犬を停止させて、気を取り直して再発進・・・というようなことを二度・三度繰り返した後、建物捜索を開始。建物では、階段を上がりきった位置で吠えました(三度目の反応を見せました)が、告知して犬の傍へ行ってみると下方向を向いて吠えていました。これは下からの臭気に反応していると見て、階段下へ行くよう結里君に指示を出すと・・・奥の瓦礫に飛び乗って更に確実に吠えました。
そしてようやく被災者発見。

20120320-3ここまでで23分経過、残り7分。
毎度手際よく発見する結里君にしては、苦戦しています。
残る一人は、やはり二度目の反応を見せた場所が怪しいと判断してそちらの方向へ犬を送り込むよう指示を出したのですが、何故か意図的にその場所を避けているかのよな態度。
結局、高台からの命令ではそのポイントへ行くことが出来ませんでした。
一度はっきりと反応して吠えていたので、審査員の方が、ハンドラーが瓦礫エリアの中に入り近場から発進させることを許可して下さいました。
そして、ドロドロの斜面を降りた先で被災者を発見。
二度目の反応は、誤告知でなくちゃんと発見していたのです。

審査員の先生によると、二度目の反応ではっきりと吠えたのですが、そこに横たわっていた疑似遭難者は地面に寝そべった状態でブルーシートがかけられていただけだった為、結里君は吠えながらそのブルーシートをはがそうと前足で引っ掻いてしまったのだとか。
疑似遭難者として隠れていたのはボランティアで手伝ってくれていた学生さん。
結里君の勢い強さとパワフルな吠え声、そしてシートをはがそうという引っ掻き行動・・・これらに学生さんの方が完全に驚いてしまい、つい「やめて~」的な素振りを見せてしまったようです。それで、結里君も何か申し訳ない事をしたような気になってしまい告知吠えを中断してしまったのだそう。
規定では、救助犬は被災者を発見しても触れてはならず、万が一触れてしまった場合はその部分の得点はゼロになります。
ですので、今回の捜索では、引っ掻き行為をしてしまった疑似遭難者の発見に対しては得点が貰えず0点に(T_T)
今後は疑似遭難者に一切触れずに告知吠えをする、という練習も必要っぽいです。

いろいろあって大変勉強になる試験でした。
救助犬神奈川の皆さん、大変お世話になりありがとうございました~v 

20120320-2

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テーマ:ドッグスポーツ・警察犬・救助犬など訓練関係 - ジャンル:ペット

  1. 2012/03/20(火) 23:59:53|
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