■ 眉 毛 の 秘 密 ■

シェパード親子と暮らす犬訓練士の、気まぐれ日記です。

元・くまごろう君

20111209-4少し前にチラッと書きましたが
3月生まれのアーチの子でくまごろう君というあだ名で呼んでいた仔犬が、生後半年を経過してから訓練入所しています。


正式な呼び名はカール君になりました(^^)
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ほとんど真っ黒に近い毛色で顔も真っ黒ですが
どこかぽや~ん。。。とした所は子犬の時と変わってないような・・・(笑)

おっとりとして優しい性格なので、内面の「のほほ~ん」という気質が顔にも表れてるのでしょうね~。 カール君の周りだけ時間がゆっくり流れてるみたいで、癒し犬としての素質も十分(^^)
元々の性格がのんびりマイペースなのもありますが、何より、飼い主さんが良い環境でのびのび育ててくれたおかげです。

生後3か月までは群を抜いて巨大だったのでどうなる事かと思いましたが(笑)、体重管理と自由運動を・・・という助言もちゃんと聞いてくださって、体もかなりしっかりしています。

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新しく訓練に来た犬は、まず環境に慣れさせつつ、服従心や対人・対犬態度、物欲・グリップ(噛み)の強さ、内面の強さ(様々な負荷に対する強さ)などなど・・・その犬が今どのような状態かを見極めてから訓練を始めます。

カール君は人にも犬にもとても友好的で服従心も持っており、物欲もはっきりしていました。
周囲の音や出来事にも動じないし、内面の強さもしっかりとしたものを持っているようです。

・・・が、グリップの強さにおいては、お預かり当初はボールでもパッドでも軽く引っ張っただけですぐ放すor抜けてしまい、噛み締める強さが全然足りません。
物欲はあるけど、本能的に咥えているだけで目的意識が無いので、咥えた後にどうすればいいかが分かってない様子。 

なのでまず、真っ先に始めた訓練は物欲とグリップの強化から。
俗に言う『欲出し』というやつです。

服従訓練でボールを使用する際にももっとボールに対する強い意志が欲しいし、防衛訓練では特に、目的意識が無いまま進めては後々、ハードな対人作業になった時に自信喪失の原因となります。ですから、この初期の欲出し訓練はとても重要です。


私の場合、この欲出しの段階から防衛訓練を見据え、防衛作業に繋がる基礎作りも欲出しと同時進行で行います。 

▼始めは噛みパッドを使用して、犬が捕らえようとするギリギリの所でかわしてじらします。
20111209-7   怪獣みたいな顔。。。(笑)

▼なかなか取れなくて悔しい思いをすると、捕らえるスピード・狙いの正確さ・グリップの強さがUPします。
20111209-8   あとちょっと・・・!という気持ちから、粘り強さも出てきます。

▼これぐらい大きく口を開けて獲物を捕らえようという気になれば、将来有望です(^^)
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お預かりしてから一か月間は、環境に慣れることと欲出しに集中~。
その効果で11月下旬あたりから目覚ましく成長し、噛み締めはだんだんと牡らしい強いグリップに(^^)

防衛訓練を教える時に、噛めない・噛まない(すぐ外してしまう)という問題が生じるケースの多くは、この、初期の基礎段階が不十分なまま訓練を先に進めてしまっているから・・・というのが殆どではないかと思います。
その犬の持つ能力・実力を初期段階で十分に引き出しておくことは、とても重要です。

カール君、当初はボールに対しても、ただ「好き」・「欲しい」なだけで、
「何が何でも取ってやる~!」という気持ちが足りなかったのですが・・・
欲出し練習の効果でボール遊びでもガッツが出てきましたv

 ▼ボールに夢中で追いかけ高々ジャンプ!  
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基礎作りが順調に進んだので
これから服従・追及・防衛と同時進行で鍛えて行きたいと思います。 
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  1. 2011/12/09(金) 00:03:25|
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