■ 眉 毛 の 秘 密 ■

シェパード親子と暮らす犬訓練士の、気まぐれ日記です。

わんわん温泉の旅

犬達を温泉に入れる目的で、岩手県の国見温泉に行ってきました。
今年の夏は毎年恒例の北海道にも行かずほぼ休み無しでしたので、10月忙しくなる前にプチ夏休みということで。
Img_0378.jpgいい湯だな♪

せっかくなのでお預かりの犬達も温泉浴(^^)
Img_0388.jpgアインちゃん

Img_0382.jpgサード君とマーチちゃん

Img_0400.jpgエドワード君
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Img_0375_2017092811194130f.jpgあたしはこっちがいいなー・・・(と、イオちゃん)。

濃いめの硫黄の温泉で、アトピーとかにとても効果があるそうです。
恒例になって皮膚が弱くなってきたジュニアは、到着日と翌朝の二回、温泉につけてあげました。
Img_0376.jpgシニア組、似合いすぎ~(笑)

宿の皆さんも犬好きで、大きなEdward君を見てとても嬉しそうにしてらっしゃいましたv
せっかくなので宿のオーナーさん達と記念撮影☆
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同行して下さったレンママ宅の犬達も含め13頭連れの大所帯で行ったら、かなり驚かれてしまいました(^^;)
過去、9頭連れの方は来たことがあるそうです。
 Img_0368_2017092811193922c.jpg 皆さんも是非、わんわん温泉へ!

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  1. 2017/09/28(木) 11:24:53|
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ナスカの戦い

今年のWUSV代表選考会でのナスカ。17133868865_c7006da58f_o.jpg
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遠くフィンランドでは、今まさに2015年のWUSV世界選手権が開催され、多くの犬達が競技を行っています。

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ナスカも世界選手権を目指しトレーニングに励んでいた中の一頭でしたが・・・

残念ながら、今年4月の代表選考会を最後に
訓練競技からは引退させることを決めました。

健康上の問題が判明したためです。


昨年夏ごろから、訓練の時の犬の動きに違和感がありました。
10月以降は車への乗り降りを躊躇する、障害飛越で足を掛けてしまうといった症状があり、明らかにおかしい(ベストな時のナスカでは考えられない)ので病院に通っていましたが、明確な原因が分かりませんでした。
どうやら、ジャンプの際に踏み切る時など、瞬間的に体に力を入れる際に鈍い痛みがある様子。
これまでの健康な時の状態と現在の痛みの出方から考えると、関節の変形や損傷による症状とは考えにくく、病院の先生の指示のもと、症状のある時に痛み止めを服用することで過ごし、
それで大きな問題無く済んでいた為、12月のD-1に出場しました。
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年末には、仲間内で恒例の九州での訓練合宿にも参加しましたが、
やはり状態は良くなく、2kgダンベル持来をたびたび拒絶。

その後、別の病院で改めて検査を受けました。
関節は前後ともまったく異常が無く、むしろ模範的な骨格構成。
血液検査の数値と症状の出方から判断し、筋炎(筋肉の炎症)なのではないかとの診断結果でした。それも、一時的なものではなく免疫機能の異常による免疫性疾患のうちの筋炎とのこと。
処方していただいたお薬がテキメンに効いたことで、診断も裏付けられました。
(免疫性疾患は突然変異のようなもので、病気の多いシェパード犬種にはたびたび見られるそうです。)

16510480033_4c8396979d_z_20150925164330733.jpg投薬治療により症状は劇的に改善し、訓練が好きな犬ですので可能な限り練習も続けました。
しかし、病気の根本が『免疫性疾患』であるので、完治することはまずありません。
そして残念なことに、この病気に効くお薬は大量に飲み続けると副作用の危険が高い為、減らしていかなくてはいけません。

三月には、治療の効果でずいぶん体調が上向きになったナスカ。
ちょうどその一カ月後にWUSVの代表選考会。

先のことを考えると、病状が変わらないまま薬の量が減れば、確実に筋炎の症状は再び現れます。
病状そのものの進行は止まるかもしれませんが、筋肉量は確実に減っていきます。
この大会を見送ったら、恐らくもう二度と競技に出させてやることができない――。

ナスカとの最後のIPO競技。
2015年の代表選考会は私にとって、そんな特別な大会でした。


体調が上向きになったとはいえ、筋炎の影響によるブランクもあり練習不足は否めなかったナスカ。
選考会では、とにかく元気に楽しく競技をしてほしくて、ノリノリにさせて出場しました。
結果、服従ではだいぶハメを外して失敗が多くなってしまいましたが、2kgダンベルは砂煙の上がる勢いでしっかり咥え上げ、
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障害も飛び、板壁も越え、時折り脚側位置で飛び跳ねて見せ、訓練楽しい!っていう姿を見せてくれました。
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防衛作業も、ムチ当てや、咬捕の際に振り回された時は、耐える為に全身に力を入れなければなりません。
もしも当日、少しでも筋炎の症状が出てしまったら痛みで咬捕を外してしまっていたでしょうが、、、
そんな心配無用!なぐらい弾けて、防衛大好き犬の根性も見せてくれました。
的確な診断と治療を施して下さったS先生に、感謝です。
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得意の追及科目は、練習通りの安定した作業内容で高評価。
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2011年生まれの4歳。16926476257_fb20170658_o_201509251643339a5.jpg
病気さえなければ、まだまだこれから練り込んで上位を狙える『素質ある子』に間違いないのですが、健康上の問題が判明した以上は引退せざるをえません。
この先も大量の薬を飲ませ続け、競技をさせる道もあるのかもしれませんが、私は例え世界チャンピオンが約束されていたとしても、副作用でナスカの寿命を縮めてまで無理矢理競技を続ける行為はしたくありません。

新しくWUSVから発表された犬の健康に関するガイドラインでも、2016年より犬の健康がより厳密に審査され、犬に無理をさせるような強硬出場は反則行為として厳しく取り締まることが宣言されました。

ドッグスポーツは、犬の健康あってこその競技です。
常に犬の健康に配慮し、ベストな状態で臨むのが指導手の務めです。
体調に問題があれば真っ先に気付いてやり、相応の対処をする。
どんなに優秀な犬であっても、身体的理由で競技犬として相応しいパフォーマンスが不可能になったならば、そこで引退を決断するのも指導手の務めであると思います。
健康問題により本来の動きができない――作業中に何度も転倒してしまうほど犬のコンディションが悪い状態で、
周囲の助言(棄権の勧め)にも耳を貸さず競技をさせるなど・・・考えれらません。

いつも沢山の大切なことを教えてくれる犬達。
人間、完璧な人はいません。
まだまだ足りないことだらけの自分に日々付き合ってくれる犬達を、敬うことを忘れない訓練士でありたいと思います。
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ナスカは現在、医師の先生とよく相談しながら、定期的に血液検査をし副作用のない範囲で薬を飲んで、
家庭犬として何ら問題ない日常生活を過ごしています。

相変わらず趣味の虫追いは大好きで、グランドで毎日元気に趣味に没頭していますのでご安心ください(^^)
  1. 2015/09/25(金) 18:00:48|
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ダニ予防しましょ

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春は、生き物たちが一斉に活動的になる季節。
愛犬の天敵である寄生虫も活発になります。

一昨年あたりから、マダニが媒介する病気で人が死亡するという事例が注目され始めました。
最近のニュースでも、また犠牲者が出たとの報告が。


ダニ予防は皮膚に直接つけるフロントラインが有名ですが、
飲み薬の予防薬も数種類でているようです。
腸内寄生虫を落とせるものや、フィラリア予防を兼ねたタイプもあるらしいので
興味のある方はかかりつけの獣医師さんに聞いてみてください。


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我が家の犬達も、よく遠征で地方に行ったり、
山や河川敷の草むら等、ダニの付きやすい場所を歩く事があるので
皮膚に付けるタイプと飲み薬併用で予防しています。

本日の画像は、2月生まれの子犬ちゃん。
4月中に殆どの子がそれぞれのおうちに無事巣立っていきました。
リアルタイムで写真載せたりできなかったので、
誕生~巣立ちまでの様子、近々UPしたいと思います。


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  1. 2014/05/02(金) 08:07:54|
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セルの闘病記録 「4・回復に続く、恐れていた事態」

090612-4 ・・・ 犬の「甲状腺機能低下症」の闘病記録 ・・・

セルの闘病記録、「3・容態の急変」からの続きです。

倒れてしまって昏睡状態になったセルですが、処方していただいた甲状腺の薬は確実に利いているのが、時間の経過と共によく分りました。
倒れてから一晩寝た後は、声をかけてもまだ目を開けるだけで顔も起こせない状態でしたが、二晩過ぎると声に応じて少しだけ頭を持ち上げてくれました。
その回復ぶりを見て「これなら、食べるかも!」と思ったので、食事を与えてみることにしました。

食事と言っても、こんな極限の病み上がり状態でしたから、とにかく食べる物で、栄養価の高い物。 貧血気味が目立ち始めた頃から食事にレバーをトッピングしていたので、冷凍してあったレバーをレンジでチンして、あとはセルの大好きなチーズを用意して・・・それを自分の口の中で噛み砕きつつ唾液と混ぜ、消化し易くして与えました。
用意したごく少量を、体は寝たまま頭だけ持ち上げた状態ながらも、ペロリと完食!
安心しました。 食べる気力があるなら、大丈夫。
まだ一度に沢山の量を食べるのは逆に負担になってしまうから、3~4時間おきに、最初は団子1つ分でしたが日ごと2個、3個と量を増やし。

090612-24日目は、体を持ち上げる補助を必要としましたが、倒れてから初めてオシッコも出ました。
セルを寝かせていた場所は外犬舎の1.5畳ほどあるスペースで、セルの老後を考えてちょうど前の年の夏にバリアフリー(・・・に近い状態)に改装した所です。 そのままお漏らししちゃっても大丈夫なようにと作った場所でしたが、こんな状態でもそのままお漏らししてしまう事は無く、ちゃんとトイレに行きたいって教えてくれて犬舎の外に出してもらうまで待っててくれました。 その実直さに改めて感心したのと同時に、意識もはっきりしてるしボケても居ないと分って更に安心。
「これなら、助かる!!!」
と、確信しました。

それから、5日目には自力で起き上がろうと全身に力を入れる仕草が見られ、
6日目にはついに立ち上がり、トイレの場所まで自分で歩いてゆくまでに回復しました。
力が入りきらなくてよろめき、倒れそうになるのを支えて補助しながら、ではありましたが。
7日目、そして8日目・・・順調に回復し、歩行も徐々に安定してきて、もう大丈夫だと信じて疑わなかったその日の晩。
最も恐れていた事態が起きてしまいました。

夜8時ごろに夜の食事を与え、寝る前の11時ごろ犬舎に様子を見に行くと、大量のよだれを垂らしながら犬舎で立ち尽くすセル。 足元には、吐いたと思われるコップ一杯分くらいの泡の混じった水がありました。 夜食べた食事は、吐いていません。
どうしたことかとすぐに外へ連れ出すと、水を飲みたがるので、様子を見る為に少し与えたところ、飲んで1分くらいしてすぐに吐いてしまいました。。。これでほぼ確定、胃捻転です。
約一ヶ月もの間貧血状態が続き、体力低下と共に昏睡状態になり・・・当然体中の筋力も衰えていたはずですから、捻転の危険は常に考えていました。
でもまさか、効く薬もはっきり判っていよいよ元気復活、というこの時になって起きるなんて! 

090612-3 立ち尽くすセルの姿を見ながら、最初の症状が出始めてから今日までを振り返り・・・。
・・・正直、絶望的でした。
長期に渡る貧血症状でジワジワと体力低下が進行し、そしていよいよ立てなくなって昏睡状態に陥るまでになってしまったのが、つい一週間前です。 薬が効いて回復傾向にあるとは言え、体はボロボロのはず。
もっとも、体型的にも体力的にも、健常であれば捻転を起こすなど考えられないセルでしたから、捻転が起きたというそれ自体が、体がボロボロである証拠であったのでしょうけど。。。

もう、助からないかもしれない・・・そんな思いが強かったですが、目の前でどんより気分悪そうにするセルに何もしないでいることなどできない。
夜間救急病院へ連絡し、夜中の1時に病院へ到着しました。

病院到着の時点で、目で見てはっきり判るほど胃が膨張していました。
なので、すぐに処置をしてくれると思いきや・・・やたらと項目の多い問診票を書かされ、他に患者は誰もいなかったけれど診察室に呼ばれるまで30分以上も経っていました(夜間救急専門という特殊な病院だからなのか、こうした症例にも慣れていて余裕なのか?)。 スタッフも技術も医療機器も万全の体制が整った病院という事で信頼はできるので、早くしてくれ!と感情的に怒鳴りそうになるのをぐっとこらえつつようやく呼ばれて診察室へ。
早速撮影したレントゲン画像は、これぞ胃捻転の典型、みたいなものでした。
撮影後、すぐにガス抜きをしてもらった後、担当の先生に、これまでの症状と経過を一通りお話しました。 先生も、やはり助かる可能性は極めて低い、と。

お医者さんの気持ちの本当のところはどうなのか分りませんが、たぶん、体力的に助かる見込みの無い患者を手術するのは一番気が重いことと思います。 手術そのものが、命を奪う結果になる可能性が高いのだから。
090612-5それでも、担当の先生は一筋の望みを賭けて手術を引き受けてくれました。
病院を出る際、処置室に居たセルにもう一度会わせてもらって、
「すぐ迎えに来るから、頑張って!」と声を掛けてきました。

  :
  :
  :

手術が終わるのは明け方で、終わったら連絡しますと言われたので、眠れないまま電話をちつづけ・・・朝7時を過ぎてようやく連絡が入りました。
手術成功の知らせです! セル、よく頑張った!!

迎えに行くと、セルはまだ麻酔でぐったりしていました。
元々体力が低下した状態であることと、貧血状態であった為、麻酔が覚めるのに通常より時間がかかるとのこと。 また、捻転の手術は術後の回復が簡単ではないので、今日からすぐかかりつけの医師に頼んで術後も診療を続けるように、との事でした。
私の計算では、捻転を起こしたと思われる時刻から手術開始まで、4~5時間は経過していました。 でも、先生によると、捻転によるダメージは一般平均より少なく、周辺臓器の損傷(捻転により血流の止まる時間が長くなると周辺臓器の壊死が始まり、損傷した臓器の摘出が必要となるケースも珍しくない)も無く、捻じれた胃を戻して固定するだけで済んだそうです。
それを聞いて、セルの持つ体の丈夫さと底知れぬ体力に、改めて驚かされました。

 夜間救急病院にお迎えに行った後、2時間ほど待機して、指示された通り今度はかかりつけの先生の元へ。
既に救急病院から連絡が入っていてたので、状況は承知していました。
こちらの先生もやはり、あれだけ深刻な状態にまでなった中で捻転を起こしたのに、それでも手術に耐えたという事に驚いておられました。
・・・が、手術のダメージはやはり大きく。。。セルの状態は深刻でした。

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胃捻転は、手術に成功しても、そこからの復帰が難しいと言います。
ましてや、セルの場合は甲状腺機能低下症の症状がかなり深刻化してしまっている状況。
そして胃捻転を起こした場合、血流が滞ることで臓器がショック症状を起こしているため、当然食事は手術後しばらくの間与えられません。 必要なもの全て点滴で補えればよいのでしょうが、困ったことに、頼みの綱である甲状腺のお薬は、注射や点滴というものが存在せず飲み薬しか無いんだとか・・・。

そんな訳で、栄養補給の点滴その他いろいろ、可能な限りの治療を施すには入院させるしかなく、、この日からセルは生涯初めての入院生活を送ることとなりました。

<つづく> 
 

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  1. 2009/06/12(金) 12:48:05|
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セルの闘病記録 「3・容態の急変」

訓練の時と180度違う、家でのやる気な~い寝姿。▼

090606-1      ・・・ 犬の「甲状腺機能低下症」の闘病記録 ・・・

 もうすぐセルの命日ということで、闘病記録がまだ書き終えてなかったので続きを書きたいと思います。
セルの闘病記録、2007年8月18日掲載「2・検査の日々」 からの続きです。

   あれやこれやと検査をして他の病気の可能性を消去していくうち、
浮かび上がった甲状腺機能低下症疑惑。
その血液検査を依頼したのは結局、最初の症状が出てから一ヶ月ぐらい経過した後の事でした。
そして検査結果が出るまで更に約2週間程度かかるとの事。

090606-2 日にちが経過する毎に、ほんの僅かずつではあるけれど進行していく貧血と歩行のフラつきに不安を感じつつ、長い長い2週間を過ごしていたある日のこと。。。
 災害救助犬の試験があって福島まで出掛けた日、現地到着後もそれまでと変わらなかったセルが、私が試験を終えて車に戻るとハウスの中で少しむせていました。 「くはー」という、咳にならない咳をしている感じで、それは最初の症状であった喉の炎症が出た時と同じでした。
セルはどうやら、私が他の犬を連れ試験を受けている間、命令や呼び声に反応して犬舎に居ながら吠えてしまっていたようです。 それで、喉の炎症が再発してしまった様子。
 それでも、その時はさほど急を要する様子には見えなかったので、他の練習仲間の試験にも付き合って3時過ぎる頃・・・セルがハウスで立った状態で居ました。 少し外に出たいのかな?と思い出してやると、グラっと大きくよろめき、倒れはしないものの、その後ヨダレも垂らしはじめ、明らかにそれまでと違う状態が見て取れました。
吐き気は無く、胃拡張が起きている気配も無いので捻転では無いとの判断はつきましたが、貧血が今までにないほど酷くなっていました。

 「大変だ!!」
急いで帰り支度をし、座るのが辛そうなセルをハウスに入れず荷室の空いたスペースに載せてやり、車をすっ飛ばしました。
病院は7時までですが、どうにか間に合ってすぐに見てもらいました。
病院に着く頃はセルは意識が朦朧としている感じで、極度の貧血で唇がやや冷たく、ヨダレは異常に粘り気のある粘液状態。 歩行も、支えてやらなければ倒れてしまいそう。

090606-3 症状を見た先生は、ヨダレは喉の炎症から来るもので、フラつきは貧血が原因。
そして貧血の原因は、ほぼ間違いなく甲状腺機能の低下の影響だろう、と。
この時、外注した甲状腺の血液検査の検査結果が出るまであと数日、というところでまだ結果が出ていませんでした。 ですが、症状の悪化が顕著なのでもう検査結果を待たず薬を出します、と言って甲状腺のお薬を処方してもらいました。

 帰宅後、セルはぐったりと横たわり、当然フードを口にする余裕もありませんでした。  朝は元気にいつもの量を食べていたので、食事の心配はせず今はとにかく休ませ体力回復を待つのが大事と思い処方された薬を飲ませ、寝かせました。
090606-5 それでも、やはりこれだけ急に状態が悪化すると心配で気になって何も手につかず、1時間置きにセルの様子を見ては部屋に戻り・・・。
ゆっくり寝かせなきゃって分ってはいるけど様子を見ずには居れない自分でしたが、そんな私にはお構いなしでセルはぐっすり眠っていました。
あまりの眠りの深さに心配で声をかけると、顔も体も一切動かさずに目を開けるだけで応え、セル自身も体力温存・回復が最優先だと悟っているかのような態度でした。

 それからまる二日間、セルは眠り続けました。
朝・夕の投薬以外は顔を上げることも無く、ひたすら昏々と。
最初の一晩はもう心配で眠れなかった自分も、一晩経過後は時々声をかけた時に開けるセルの目に次第に力が戻っているのが分り、少しホッとしつつセルの回復を待ちました。

<つづく> 

090606-4

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  1. 2009/06/06(土) 02:36:37|
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お疲れ様、グレイ

glay1我が家で生まれ、幼少時代は一番の暴れん坊だったグレイ。

いつの間にやら最長老となり、昨年末16歳の生涯を終えました。
度を越えた猪突猛進型、そのくせ度を越えた臆病者・・・ときて
日常管理では、10歳を超えて老いによる落ち着きが出るまで
何かと手を焼いたこともありましたが。。。
でも、今になってみれば一切の病気知らずで元気に過ごし、
亡くなる2日前まで食欲も普通で、排泄も最後の最後までしっかりしてて
家族の手を煩わず事がありませんでした。
何だか、別れを惜しまずサッパリと天国へ行ってしまった感じですが、
きっと天国のチャッピーや兄弟達の元へ 一目散に駆け寄って行ったんだと思います。
グレイ、16年間お疲れ様。

gray2ところで。
グレイが16年間病気知らずで元気に過ごした理由・・・
特定の疾患を持たない『雑種』であったことも一つだと思いますが、
後天的理由としてはやはり食事内容が大きかったのではと感じています。

グレイは、母犬チャッピーの代からそうなんですが、
人間の食事を作る際に出る野菜の皮や残り物などを煮た
『犬ごはん』をフードと一緒にほぼ毎日食べていました。
gohan必ず肉か魚を入れて一緒に煮ていたので、犬達は
野菜の芯だろうと大喜びで食べていました。
本格的な犬用の手作り食と違って、
ほんとに余り物のごった煮って感じでしたが
その分フードを食べるトータル量は少なかった訳で。
最近犬の食事でも原材料の質や添加物等がよく話題になりますが
安全という面では手作り食に勝るものは無いな、と思います。

・・・で、グレイが居なくなってからは 残り物で作った煮餌をアーチとジュニアに与えています。
毎日違うし、いろんな物が入ってるのでお腹の弱い犬だと下痢させてしまうかもしれませんが、 アーチとジュニアも小さい頃からいろんな物を食べてて胃腸はとても丈夫なので、全く体調を崩しません。
。。。むしろ、好調??(笑)

そんな訳で、スーパーの肉類タイムサービスとかでは
ついつい犬用にと余計にお肉を買い込んでしまうのであります。 

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  1. 2009/03/11(水) 22:21:36|
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セルの闘病記録 「2・検査の日々」

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・・・ 犬の「甲状腺機能低下症」の闘病記録 ・・・


 まだ駆け出しのブログですが、
   WEB拍手ありがとうございますm( _ _ )m

「1・病気の兆候」からの続きです。


 喉に起きた炎症の影響で吠える事が出来なくなり、すぐに病院へ。
薬が効くまでの数日間、固いフードが食べれられない(食欲はあるのでふやかしたフードはガツガツ。)ぐらいになりましたが、薬のおかげでその炎症も4~5日で治まり、食欲も回復。

 ・・・ですが、一向に回復しなかったのが貧血。
回復しなかったと言うより、貧血の度合いが、日数が経過した分以前より増した感じ。ただそれでも、血液検査をしてもまだ貧血“気味”という程度で、具体的に何か処置をしなければいけない程のものではありませんでした。
しかし貧血の進行と併せて歩行のフラつきも大きくなっていて、真っ直ぐ歩いていても突然、一瞬ですがガクッと力が抜けたようになりよろめいてしまいます。「明らかにどこかおかしい」といった様子。

 喉の炎症が発生した時にもレントゲンを撮りましたが、治ったあとも貧血や歩行がおかしい原因を探る為に再度レントゲンを撮って調べてもらいましたが、異常は見られないとの事でした。

sell8 喉の炎症が治ったおかげでフードはいつも通り固いのを食べていて、排泄も全く異常なし。吠えるもの問題なし。
外へ連れ出せば意気揚々とし、ボール遊びもしたがります(貧血気味なのを考えて遊びも運動も控え目にしていましたけど)。
しかし、歩行のフラつきは日に日に悪化していきました。

 ひょっとしたら神経関係の病気だろうか・・・?とも考え始めた頃、セカンドオピニオンとして知人の獣医師さんにも症状を伝えると、念のため腫瘍などが無いかも調べてもらうといいと教えて下さり、また病院へ。
超音波でそれらしき影があるかどうか、念入りに診て貰いましたが特に異常はありませんでした。
 ・・・が、この時、前回の通院の時よりも更に歩行のフラつき・よろめきがはっきりしており、病院の先生も何も異常が無いはずが無い・・・という状態でした。その為、これまでの血液検査の数値などから判断して甲状腺機能低下症の可能性がある事を示唆して下さいました。

 甲状腺機能低下症と断定するには、特殊な血液検査(海外の検査機関に血液を送る)が必要だそうです。
通常の血液検査より採血の量も多くなるとの事。
貧血で連続して血を採るのは心配だったので、数日間を置いてから再度病院へ行き、精密検査をお願いしました。結果が出るまで2週間ぐらいかかるそうですが、原因さえはっきり分れば、仮に甲状腺機能低下症だった場合は治療は薬を飲むだけでとても簡単。

 検査結果が出るのが待ち遠しくて、検査を依頼してからの一日、一日の長いこと・・・。
でも、そう感じたのは検査にかかる時間の長さのせいだけではありませんでした。日に日に、少しづつではあるけれど、確実に状態が悪くなっていくセルを早く何とかしてあげたくて、ただ待つだけの時間がもどかしくて仕方が無かったのです。。。

<つづく>


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  1. 2007/08/18(土) 13:27:48|
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セルの闘病記録 「1・病気の兆候」

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 ・・・ 犬の「甲状腺機能低下症」という病気の闘病記録です ・・・


 セルが最後に教えてくれた事、順に書いていこうと思います。


 最初に体調に変化があったのは4月の中頃。
元気も食欲もあってお腹の調子も問題なし・・・なのに、いつもと何かが違う感じ。何だろう?

 普段のセルは、家でボーッとしてたりゴロゴロ昼寝をしていても、何と言うかとても力強い・動じない気配(呼吸だったり足運びだったり精神的な強さだったり・・・いろいろ)があるのですが、それが薄らいだ感じ。
sell5 運動がてら訓練で動かしても何となく力強さに欠けました・・・が、作業に対する意欲的な姿勢は以前と変わらず、10歳でも喜んで1m障害を飛んで見せます(競技は引退してるので時々しかやりませんでしたが。画像は以前の競技会での障害飛越の様子です)。
具合が悪いと言える要素は何もなかったので、セルも随分老けたな~・・・と思いつつ、いつもどおりの日々を過ごしていました。

 そんな感じで、最近何だかイマイチだなと思い始めて2週間。
歩行時のチカラの無さが前よりやや増してきた感じ(少し貧血気味かな?)がする中、他の犬の訓練で吠える練習をしていると、車内で待ってるセルはいつも決まって吠えてしまうのに、何故か声がせず。
諦めて大人しく寝てるのかと思いきや、早く自分も出して(訓練して)よ~とウズウズする素振りは見せていました。
セルも動かしてやろうと車から出し、訓練科目をやりながら遊んでいましたが、その時初めてはっきりとした異変に気付きました。

 「吠えない」のです。
正確に言うと、「吠えれない」。

sell6 吠えろの命令には喜んで応じようとし、前脚をピョンピョン跳ね上げて吠える仕草をしますが声が出ない。声が出そうになるとむせてしまう。
今までのセルではありえない事です。
(画像は防衛競技中の禁足咆哮の様子)

 喉か、気管か、肺か・・・そこら辺の異常の可能性大なので病院へ行くと、何やら喉に炎症がおきてデキモノがあるかのように腫れているとの事。
それと、やはり僅かに貧血気味で「チカラの無さ」はこちらが原因。
 喉の炎症の影響で貧血が起きてる確証はないが、可能性はありとの事なので炎症を抑えるお薬を処方してもらい経過を見ることとなりました。

<つづく>

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  1. 2007/08/13(月) 23:40:42|
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